2016年8月15日月曜日

【ボールルームへようこそ】軽井沢 舞台探訪(聖地巡礼)

2011年から月刊少年マガジンにて連載されている「ボールルームへようこそ」。
マンガ大賞に何度もノミネートされており、タイトルや表紙は見たことある方も多いかもしれません。
私の住んでいる近所の書店のマンガコーナーでも、新刊発売日には注目書籍として紹介されていました。

競技ダンスを通して、主人公の男の子が成長していくストーリーです。
主人公をはじめ、ライバルやパートナーの女の子達の、葛藤や成長する姿がとても素敵な作品です。
また、題材であるダンス描写は熱量や躍動感がグイグイ伝わってきます。
電子書籍にて、第一巻の試し読みが可能なため、興味を持たれた方は読まれてみてはいかがでしょうか?
スポーツマンガが好きな方にはオススメです。


そんな大好きなマンガですが、既刊は全8巻。
単行本の7巻~8巻にかけて、主人公たちが軽井沢にて合宿を行うシーンが登場しました。
これまでのメイン背景は東京が多く、背景協力の記載や、作中での駅名/ホール名の記載があったため特定はある程度可能だったのですが、
軽井沢のシーンは特に記載が無かったため、せっかくなので探しに行ってきました。

当日は小諸駅からスタート。
丁度お盆のシーズンで軽井沢周辺が混みあうこと必至だったため、小諸駅からしなの鉄道にて軽井沢へ向かいました。
小諸駅の近くは市営のパーキングもあり、一日500円で駐車可能なためお勧めです。
お盆のシーズンでも午前中であれば駐車可能だと思います。
しなの鉄道さんが小諸駅周辺のマップを公開されているため参考に。
→ しなの鉄道 : 小諸駅周辺マップ

小諸はアニメ「あの夏で待ってる」の舞台のため、駅ではポスターや看板が出迎えてくれます。

待合室にもポスター等が掲示してあり、見ているだけで飽きません
パネルの近くには巡礼にオススメと書かれた貸し自転車もありました
駅を利用される場合は、あらかじめ往復の切符を購入されることをお勧めします。
時期にもよりますが、軽井沢駅激混みです。

6時29分の電車に乗り軽井沢へ。
約25分、7時前に軽井沢へ到着しました。
前述の「あの夏で待ってる」をはじめ、色々なアニメに登場する軽井沢駅


到着してまず思ったのは「寒ッ!」いう感想。
霧もかかり、気温は23℃だったようです。
朝早いこともありますが、さすが避暑地。
ちなみに涼しさは13時頃まで続きました。
午前中いっぱい霧がかかっていましたが、歩きまわって背景を探すには最高の環境でした。

まずは探訪結果から。

【野沢橋】
7巻にて主人公達が軽井沢へ向かうシーン。
中軽井沢側から軽井沢へ向かう野沢橋です。
軽井沢駅から向かう場合、旧軽井沢商店街の道まで出た後、中軽井沢側へ向かいます。


変わった交差点の書き方をするなと思っていましたが、実物は環状交差点でした。
こんな表記をするんですね。
それなりに混んでいましたが、信号交差点とどちらが効率良いんでしょうね?
こちらの方が安全性は上なのかもしれませんが。

【旧軽井沢銀座通り】
主人公達が気分転換に出かけた場所は旧軽井沢銀座です。
色々な作品の背景に登場するお決まりの場所ですね。
・入り口付近
まだ朝早いこともあり、人通りもまばらです。
ちなみに背景右下に登場する野菜はおそらくトウモロコシです。
手前の八百屋さんでは色々な種類のトウモロコシが並んでいました。
朝食を多めに食べていなければその場で生食したかった。。。
丁度農家の人が持ってこられていました。品種は「めぐみ」とのこと。
朝12時半ごろから収穫らしいです。それ朝じゃなくて深夜でしょと思いましたが。
・軽井沢物産館前
作中では「軽井沢名品館」となっていましたが、実際は物産館。
インパクト抜群のホルスタインは開店時に登場します。
実際にソフトクリームも売られていました。

記念撮影をする方もちらほら
・マダム ミセスの店
作中の軽井沢帽子というお店。
実際には「マダム ミセスの店」というお店です。
販売されているのは帽子ではなく婦人服でした。


商店街カットは以上。
その他にも、色々なお店が多く飽きません。

【ハルニレテラス】
中軽井沢から国道146号を北軽井沢方面に進むと見えてくるのがハルニレテラスです。
旧軽井沢銀座から歩いても行けますが、最寄りの駅は中軽井沢駅です。
中軽井沢駅から歩いて20分程度。
星野温泉が運行しているシャトルバスが1or2本/hペースで出ています。
無料で利用可能です。
こちらに到着したのは14時30分頃
駐車場の空きはありませんでした。貸し自転車で来る人が多いようです。
軽井沢で1000円/dayの貸し自転車が多く見られました。
・ベーカリ&レストラン 沢村前
14時を過ぎた頃というのに盛況です。
系列のお店が旧軽井沢銀座にもありますが、そちらも朝から多くの方で賑わっていました。


・セルクル前
ベーカリ&レストラン 沢村をセルクル側に進むとこちらのカット。

・星野温泉トンボの湯側への道
ヒロイン2人が歩いていたのが、ハルニレテラスからトンボの湯へ向かう道です。
ちなみに歩いた先にバス乗り場があります。
みんなバスで中軽井沢駅に向かったのかもしれませんね。





以上が回収できたカットです。

【不明背景】
・温泉施設
悔しいことに温泉の場所が判りませんでした。
「近所に温泉あるし」というキャラクターの台詞は本当なのか!?
軽井沢/中軽井沢周辺の日帰り入浴可能な温泉は4箇所。
調べた限り、そのどれにも該当していないです。
脱衣場のカット等や内装を見ても、実在の建物と思うのですが、
周辺の道の駅にも該当しそうな建物が無く、今のところ見つけていないです。

・別荘周辺
別荘周辺の建物も不明。
別荘地域をあてもなく4時間ほど歩きまわったのですが、該当しそうな建物を見つけきれませんでした。
私有地かの判断がつかず、遠目から見ていただけなので見逃している可能性も高そうです。

【その他】
せっかくなので、軽井沢を色々と回りました。

・星野温泉トンボの湯/ハルニレテラス
ハルニレテラスを奥に進むとトンボの湯があります。
一般入浴料は1500円、貸しタオルは300円です。
ボディーソープ/シャンプー/コンディショナーは備え付けてあります。
中は広い内風呂と露天風呂が各1種類、それとサウナがあります。
内装はキレイでゆったりできます。
一度入浴すると4時間以内であれば再入浴可能です。
建物内部に休憩するスペースは無いので、隣の「軽井沢マルシェ」かハルニレテラスの各お店を利用することになります。
左の建物が男性用です。
この建物が背景ならば良かったのですが。。。
ハルニレテラスの珈琲ショップは読書スペースが隣接しています

ジェラートもあります

風呂あがりにはスッキリ系のジェラートが食べたかったのですが売り切れでした。。。

野菜が安い!
・旧三笠ホテル
「マリア様がみてる」OVAの第1話に登場したのが重要文化財、旧三笠ホテルです。
軽井沢の鹿鳴館と呼ばれるだけあり、外観/内装共に見応えがありました。
開館は9時からです。
三笠通りの一番奥のため、自転車で来られる方がほとんどです。






・ベーカリ&レストラン 沢村
旧軽井沢銀座店で朝食をとりました。
朝7時の開店前から並ぶようですが、モーニングを注文せず、単品であればすぐに入れます。
2階の食事スペースも余裕があり、8時ごろまでなら問題なく座れます。
開店が早いため、早くから動く際には便利です。
パンはとても美味しかったです。


このパンの名前を忘れました。。。また食べに訪れたいです。
以上、軽井沢探訪でした。
久しぶりの探訪で楽しかったです。
しかし悔しいのは温泉の場所が見つからなかったこと。
小諸の巡礼とセットで再訪したいと思います。

2011年から連載しており、そんな印象ありませんでしたが、思った以上に時間が経っているなという感想。
東京のカットについても、町並みが変わる前に記録しておこうと思います。

以上

【探訪日: 2016年8月14日】

2016年2月28日日曜日

【マホロミ 時空建築幻視譚】 横浜 舞台探訪 ① (聖地巡礼)

2010年から2015年までビッグコミックスピリッツで連載されていた、
冬目景先生の「マホロミ 時空建築幻視譚」の舞台探訪へ行ってきました。
(「羊のうた」や「イエスタデイをうたって」の作者とご紹介すればご存じの方も多いでしょうか?)

突如、取り壊される建物の記憶を幻視できるようになった主人公が、同じく建物の思いを感じることのできるヒロインと共に、建物の最後の願いや心残り実現したり、変わりゆく姿を見届けるストーリーです。
波乱万丈に物語が進行するというよりは、失われゆく建物へ寄り添うようなストーリーで、建築への興味を唆られる作品でした。
作中で主人公たちの住む街が横浜であることは描かれており、カット中には駅名が判別可能なものもあります。
準備不足で一部のカットしか発見できていないため、興味のある方は本書片手に探訪されてはいかがでしょうか。
以下、今回の探訪で確認できた場所を紹介していきます。

【白楽駅】
作中1巻から登場する白楽駅。(ちなみに1巻には大倉山駅も登場します)
主人公の土神くんや真由里さんも使用しており、最終巻では真由里さんを送り出すシーンにも使われました。
・白楽駅前
看板も作中と似た位置に出されていました。
 
・白楽駅改札
 




・白楽駅構内
水飲み場、自動販売機等の位置関係も同じです。




 
こどもクリニックの看板は当時と変わらず。
ここは是非見たかった場所です。

 

ホームから見える景色も、現実の風景と一致度が高いです。

 

【六角橋商店街】
雨の中、作中の曲線形アーチを必死に探していたのですが、全く見つからず。
ふれあい通りの八百屋さんに「こんなアーチ探してるのですが。。。」と声をかけると、
なんと2015年の11月に撤去されてしまったとのこと。
現在は神奈川大学デザインの新しいアーチにかけ変わっています。
おじさんからは「ちょっと遅かったね」と慰められました。
町並みの変わりゆく瞬間をしみじみ感じた瞬間です。
少し本作チックな体験だなと感じました。

 

アーチのデザインや高さは変わっていますが、作中の場所は白楽メディカルセンターが目印。
屋根の柵、窓の形状、消火栓の位置等が一致しています。

余談ですが、お世話になった八百屋さんが入っているアーケードですが、驚いたことに木造アーケードです。
道幅かかなり狭く、火事があると大変そうな構造です
驚いたことに屋根は木造
道幅も狭く、小さめな建物が密集して作られたアーケードで、目線を上に向けると木製の窓枠や手すりが目に入ります。
初めての体験でかなりテンションが上がりました。
雰囲気の良さそうな喫茶店や面白そうな店も多く、次はこの商店街の散策をしてみたいと思います。

【赤レンガ倉庫】
こちらは3巻の表紙。
朝も早い時間だったため人も少なく、前日とはうってかわっての晴天と、気持ちの良いロケーションでした。
表紙との一致度は高いです。




















【馬車道大津ビル】
馬車道駅を出てすぐ。
県立歴史博物館の対角にあるのが、作中でアトリエ モリエの引越し先として描かれている「馬車道 大津ビル」です。
 
元々は「東京海上火災保険ビル」で、平成12年には横浜市認定歴史的建造物に指定されています。
説明には、
「シンプルな外観ながら、壁面を覆うタイルの多様な張り方を主たる意匠とするアール・デコ特有のスタイルを示す」
とありますが、特に頂部では多様な幾何学模様を見ることができます。
頂部のタイル模様

















十字路を挟んで対角には、現在県立歴史博物館となっている「旧横浜正金銀行本店」があります。←超美しいです
駅近く、歴史的建造物も多い魅力的な土地ですが、作中の事務所家賃がいくらなのか気になります。

【イセザキ・モール】
FILE 23. 彼女の名画座 #2の扉絵。
真百合さんがメインで描かれており、個人的に見つけたかった場所です。
イセザキ・モール内で発見。
イスの形状、頭部から見える掲示板の位置関係から確度が高いです。
モール内を探しまわり、この位置関係を再現できるのはここだけでした。

【横浜オデオン座跡】
「彼女の名画座」にて文明座として描かれたのが、横浜オデオン座跡、現在のドン・キホーテ 伊勢佐木町店です。
実際に、1911年からここは映画館があったようで、日本初の洋画封切館で、「封切」という言葉の発祥地になったとも言われているようです。
経緯が詳しくレポートされている記事がありましたので、詳細は以下。
参考HP: はまれぽ.com様: http://hamarepo.com/story.php?story_id=3478

以上が今回見つけることのできた舞台です。
作中に出ておらずとも、馬車道駅、日本大通周辺を歩いていると、目を引く美しい建築が多く驚きました。
同時に、解体準備が勧められている建物も。
仕切られており近づくことは出来ませんでしたが、近くの警備員の方に話を聞くと、大きなマンションになるとのこと。
メダリオンの意匠が横浜第二合同庁舎と同じモノでしたし、大きく「C」の彫りが施されていました。
ここらへんを手がかりにすれば、もともとどのような用途で使用されていたものか調査できるかもしれません。
「C」のナンバリングから倉庫?とも考えましたが。
メダリオンはおそらく横浜第二合同庁舎と同じ意匠

































六角橋商店街のアーチもそうでしたが、土地もどんどん変化していることを感じた瞬間です。
現在を少しでも感じ、切り取ることができれば良いなと感じた今回の探訪でした。

まだまだ2巻の表紙や白楽駅周辺の坂道等見つけられていない場所も多く、再訪して調査継続していきます。
(本作の場所だけでなく、建築自体を巡る機会も設けたいところです。)
本書は全4巻。
電子書籍も販売されているため、興味を持たれた方は一読されていはいかがでしょうか。

以上

【探訪日: 2016年2月20-21日】